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出典名: | 心はマインド… |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 心・心理学、心の病 | ||
副題: | “やわらかく”生きるために | ||
著者: | エレン ランガー | ||
訳者: | 斎藤 茂太 | ||
出版社: | フォー・ユー | ||
本の内容: | 心理学者の著者が、いろいろな実験や研究から導き出した、 「マインドフルネス(やわらかな心)とマインドレスネス (こわばった心)」について書いてある本。 マインドレスネスは、どのように生じるか、またそれには どんな意味があるのか、また、マインドレスネスの怖さや、 それによって引き起こされる現象などを取り上げ、 それをどうしたらマインドフルネスに変えられるかなどの 事例などを教えてくれます。 この本の中にこんな話が書いてあります。 「私たちは自分の選択の範囲を狭めてしまうことがよくある。 厄介な事態に直面すると、それを1つの原因に帰してしまうのは、 その典型的な例である。 こういう硬直したやり方は、いろいろ可能な解決の道を狭く 限定してしまうことになる。 心理学者のヘレン・ニューマンと私は離婚に関する研究を 行った。 そこで明らかになったのは、結婚が失敗に終わった原因を もっぱら別れた相手のせいにする人たちは、いろいろな原因を 考えることのできる人たちに比べ、より長く苦しむということ だった。 同様に、自分のアルコール中毒の原因は純粋に遺伝的なものだと 考える患者は、回復に役立つはずの自己コントロールの力を 放棄してしまうことが多い。 ある状態を1つの原因だけで説明しようとする人は、それに 反する情報は受け入れようとしない」 つまり、マインドレスネスの状態では、自分で選択肢を狭めて しまい、それによって、自分を苦しめることになると言うことです。 少し専門的な本ですが、かなり興味深い研究や調査結果が満載で、 人間の心理が、自分の思いこみや、こわばった心によって どのようになっているのかがよくわかります。 興味のある方は、ぜひ読んでみてください。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
大切なのは、結果よりそこへ至る道 あらゆる結果(成績)には 過程が先行するということを | この本ではまた、こう言っている。 「結果(成果)にとらわれると、 | 2005-12-05 |
アルカトラズ(※)に、一人の終身刑犯がいた。 すべての世界が彼からは遮断されていた。 空虚で暗澹 | 心にひっかかった話だったので取り上げてみた。 人は、 心の持ち方し | 2005-11-30 |