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出典名: 心はマインド…
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 心・心理学、心の病
副題: “やわらかく”生きるために 
著者: エレン ランガー  
訳者: 斎藤 茂太  
出版社: フォー・ユー 
 
本の内容: 心理学者の著者が、いろいろな実験や研究から導き出した、
「マインドフルネス(やわらかな心)とマインドレスネス
 (こわばった心)」について書いてある本。

マインドレスネスは、どのように生じるか、またそれには
どんな意味があるのか、また、マインドレスネスの怖さや、
それによって引き起こされる現象などを取り上げ、
それをどうしたらマインドフルネスに変えられるかなどの
事例などを教えてくれます。

この本の中にこんな話が書いてあります。

「私たちは自分の選択の範囲を狭めてしまうことがよくある。
 厄介な事態に直面すると、それを1つの原因に帰してしまうのは、
 その典型的な例である。
 こういう硬直したやり方は、いろいろ可能な解決の道を狭く
 限定してしまうことになる。

 心理学者のヘレン・ニューマンと私は離婚に関する研究を
 行った。
 そこで明らかになったのは、結婚が失敗に終わった原因を
 もっぱら別れた相手のせいにする人たちは、いろいろな原因を
 考えることのできる人たちに比べ、より長く苦しむということ
 だった。

 同様に、自分のアルコール中毒の原因は純粋に遺伝的なものだと
 考える患者は、回復に役立つはずの自己コントロールの力を
 放棄してしまうことが多い。

 ある状態を1つの原因だけで説明しようとする人は、それに
 反する情報は受け入れようとしない」


つまり、マインドレスネスの状態では、自分で選択肢を狭めて
しまい、それによって、自分を苦しめることになると言うことです。


少し専門的な本ですが、かなり興味深い研究や調査結果が満載で、
人間の心理が、自分の思いこみや、こわばった心によって
どのようになっているのかがよくわかります。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
大切なのは、結果よりそこへ至る道 あらゆる結果(成績)には 過程が先行するということを この本ではまた、こう言っている。 「結果(成果)にとらわれると、 2005-12-05
アルカトラズ(※)に、一人の終身刑犯がいた。 すべての世界が彼からは遮断されていた。 空虚で暗澹 心にひっかかった話だったので取り上げてみた。 人は、 心の持ち方し 2005-11-30

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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